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”観光地”とは何か...雪が積もった畑を見て考える

by shika.C(HOTEL NUPKA STAFF)

然別湖からの帰り道、ふと道の脇にある、雪が積もった畑を見て車を停めます。

私にとっての冬の風物詩と言えば、雪が積もって白くまっ平らになった畑。辺り一面何もない空間で、普通の人にとってはつまらない場所かもしれません。

ただ、私はこれを見るのが好きで、過去に都市部に住んでいた時も田舎に帰ってくると冬の畑を眺めていました。人も音も何も無い。そんな場所が好きなのです。

冬の畑を見て癒されている時、ふと、観光地とは何かを考えます。Wikipediaによると

観光地(かんこうち)は、観光旅行つまりツーリズムと呼ばれる保養、遊覧を目的とした旅行または旅行者に対して、歴史・文化・自然景観などの遊覧資産が適宜整備されており、交通機関や宿泊施設などで観光客の受け入れを行える地域をいう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%B3%E5%85%89%E5%9C%B0

と書かれています。要はその地域や国が、「ここは観光するための場所ですよ!」と銘打っている場所が、観光地ということですね。至極簡単。

しかしそこで考えるのは、人は何のために観光をするのかということ。人によって定義は異なるかもしれませんが、私は癒しを求めて普段の生活にはない風景を見るためであったり、そこでしか食べられない物や特に美味い物を食べるために、観光をします。

もしそれらが満たされるのであれば、観光地!という場所でなくても、きっと大きな価値があるのではないでしょうか。そんなことを、この何も無い空間を眺めながら思うのです。

こちらは先ほどの写真とは異なり、雪を集めて隆起させ、畑を露出している場所になります。こちらも荒々しい感じがして、壮大な風景だなと感じます。

なぜ手間をかけてわざわざこのようなことをしているのかというと、天日を当てて畑に残ったじゃがいもの種芋を完全に養分にさせるためなんだとか。

雪が上に積もっていると畑に天日が当たらないため、古い種芋が残った状態になってしまいます。そのため、腐敗させて畑の養分にする必要があるんですね。

このままだと隆起させた場所の下にある列には天日が当たらないため、同じ作業を2回、3回と繰り返して天日の当たる場所を変える必要があります。冬の間にこういった手間をかけることで畑の状態が良くなり、また新たな作物を収穫する時にプラス効果を生みます。

未来を見据えて、手間をかけて。
"観光地"であってもそうでなくても、自分の住む場所を良くしていくには、そこに住む人の努力や熱意が必要で。それを続けていくことで実っていくのだなと思うのでした。



shika.C(HOTEL NUPKA STAFF)
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